「文化教育」ー父の日に寄せて

亡くなった父の〆(しめ)言葉の一つが「文化教育」。道徳教育でもなく、義務教育でもなく。。。小さい頃は意味が読み取れず何となく距離を置いていた言葉です。この言葉を道理よく使いこなせるようになったのは生まれて半世紀を過ぎた昨今。その奥の深さに関心一入。仕事先で若い世代と交流する機会が増え、その多様性に目から鱗やら花火やらお花が飛び出す事屡々、おかげさまで、若者世代への先入観が吹き飛びました。お母さんが外国人、お父さんが外国人、というお話も普通に聞こえてきます。その子達からのこぼれ話に日本生まれの日本育ちだけれど生活習慣の違いからか理解できない事が多々あると。そうですよね、何方が日常のお料理を作るかで調味料も違います。調味料は風土に適して健康に留意した進化があって然るべき。生まれ育った風土がお料理に反映します。小さな味覚の違いも日本文化理解の難しさに関連するかもしれません。自然・風土を背景に文化は継承されます。文化はその国の憲章。風土に裏付けされた居所の文化を尊重することでまとまる社会もありだと思います。そんな私の海外での移民・難民プロジェクト説明〆言葉は「Keep its (your) culture, open mind」でした。((´))

「そうか~、外国人は文化教育受けてないからな。」「その人、文化教育受けてないんじゃないか?」ムム、納得の父語録です。